トリレンマという言葉をご存知でしょうか?
国際金融のトリレンマという有名な言葉にあるように「3つの要素を同時に実現できず2つのことしか満たせない」ということを意味します。

こちらを立たせればあちらが立たず・・・ジレンマみたいな言葉です。

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ブロックチェーンのトリレンマとは何か?

引用元:https://steemit.com/bitcoin/@bit-news/scalability-solutions-part-2

そしてブロックチェーンにもトリレンマが存在しています。

ブロックチェーンのトリレンマ
  1. スケーラビリティ(処理速度)
  2. Decentralized(非中央集権)
  3. セキュリティ(安全性)

ブロックチェーンは現状この3つを同時に実現できないというものです。

ビットコインやイーサリアムは?

ビットコインやイーサリアムは「スケーラビリティ」を犠牲にしたモデルです。

双方のブロックタイムはビットコインが10分、イーサリアムは約15秒です。
※ブロックタイム・・・ブロックチェーンの取引一覧が作られる時間

 

このブロックタイムの伝達時間が長いことによってセキュリティが実現しています。

世界中にビットコインとイーサリアムの帳簿(ノード)が存在し、管理者(銀行や政府)を存在させず成立しています。
ここがブロックチェーンの凄いところとして注目されました。

しかし多くの人が知るように犠牲になっている「スケーラビリティ」が次の課題になってきています。

「取引承認がおそすぎて使えない!」
「処理速度、処理量が少なすぎる!」

整理するとこれはトリレンマの2と3を選択していることから起きています。

ビットコインとイーサリアムが選択しているもの
  1. スケーラビリティ(処理速度)
  2. Decentralized(非中央集権)
  3. セキュリティ(安全性)

EOS(イオス)は?

そこで次のブームとなったのがEOSのような「スケーラビリティの解決」に力を入れたブロックチェーンです。

EOSの仕組みは以下の1と2を重視したモデルです。

EOSが選択しているもの
  1. スケーラビリティ(処理速度)
  2. Decentralized(非中央集権)
  3. セキュリティ(安全性)

つまり非中央集権であることを弱め、管理者を置くことで処理速度をあげることを選択したわけです。
これでビットコインやイーサリアムを遥かに上回るトランザクションの処理を実現しました。

 

一方このモデルには懐疑の声もあります。
「これでは既存のVISAなどの企業がやるサービスと変わりないのでは?」
「パブリックブロックチェーンの意味がない」

といった内容です。

現にEOSでは選出された一部のメンバーが取引を拒否したりアカウントを凍結する権限を保有しています。
(ただし個人的には非中央集権型だったとしても、企業がそれを活かしてコスト削減できるのならそれはそれで良いと思っております。)

EOS以外にもこういったアプローチをとったプロジェクトはあり今後話題になっていくと思われます。

しかし今回のトリレンマのことを理解しているのであれば魔法のようなブロックチェーンは存在しないことがわかると思います。

全部と良いところどりしたようなものを見かけたら「裏ではなにが犠牲になっているのか?」と考えてみると面白いですよ。

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