
この記事ではFTXのQuant Zone(クアント・ゾーン)という機能を使い、1時間ごとにUSドルからビットコインを買う積立botの作り方を紹介しています。
FTXアカウントがあることが前提になっています。
先着限定!
自動で積立するbotを作成するにあたって
1.サブアカウント作成(オススメ)
2.売買ルールの設定
3.USドルを用意する方法
という流れで紹介しています。以下の目次からどうぞ。
この記事の目次
FTXでサブアカウントを作る
FTXではサブアカウント機能が用意されています。
サブアカウントは親子のような関係で使うことができ、資金も簡単に転送することができます。
- お互いのアカウントの資金へ影響がない(ロスカットされても影響範囲はそのアカウントのみ)
- トレード履歴が分かれるので集計するのが楽になる
- デイ、スイング、積立などスタイルで口座を分けられる
サブアカウントの作り方
サブアカウントの作り方を解説していきます。右のアカウントメニューの中から「Subaccounts」をクリックします。
「Manage Subaccounts」をクリック
「Create Subaccount」でアカウントを作成します。
アカウントの名前をつけます。今回自分は積立用を作成しました。
名前をつけたら「Create Subaccount」で作成完了です。
アカウントを作成するとサブアカウントページでアカウントの切り替えができるようになります。
切り替え画面の下部はアカウント間の資金転送に使います。
Transfer Funds Between Subaccountsで以下の情報を設定して「Transfer」で資金の振替ができます。
- Coin(通貨)
- Source Account(転送元)
- Destination Account(転送先)
- Size(金額・数量)
現在選択しているアカウントの確認
メインアカウントとサブアカウントの切り替えがわかるように、右上のアカウントメニューを選択した特にアカウントネームが表示されるようになっています。
これだけでサブアカウントの設定は完了です。
Quant Zone(クアントゾーン)の設定
ここからはFTXのQuant Zoneを使って1時間に1回ビットコインを買う設定をしていきます。
- 毎時1分(1時1分、2時1分・・)に0.7ドル分のBTCを買う
- 0.7ドル分のBTCが最低単位の0.0001BTCに満たない場合は、0.0001BTCを買う
上記2つのルールをQuant Zoneで設定していきます。
売買ルールの作成
左メニューにあるQuant Zoneから設定をしていきます。
「Get Started」からルールを作っていきます。(将来的に別ユーザーのルールをコピーできるようになるみたいです)
「Create New Rule」で新しいルールの作成をします。
ルールの名前をつけてください。ここでは「毎時1分にBTC積立」としてます。
トリガーとアクションの設定をする
Quant Zoneではトリガー(引き金)とアクションを設定して自動売買を実現していきます。
- 15秒毎にトリガーが実行される
- トリガーの条件を満たした場合、アクションを実行する
- アクションは複数設定することができる
今回は毎時1分になった時(条件を満たす)BTCを買う(アクション実行)を設定していきます。
トリガーを設定
画像のようにトリガー(Trigger)の欄にminute==1と入力してください。
下のコードをコピペでもOKです
minute == 1
これは現在時刻の分が1分だった場合、という意味になります。つまり毎時の1分が来るたびに条件が満たされます。

アクションの設定
トリガーの条件が満たされたらBTCを購入するアクションを設定していきます。
- Type:Place Custom Order(カスタムオーダー)
- OrderType:Market Order(成行注文)
- Side:Buy(買い注文)
- Market:BTC/USD(Tetherを使う場合はBTC/USDT)
OrderSize(数量)の欄には以下のコードをコピペして入力してください。
max(0.7/index_price("BTC-PERP"),0.0001)
これは0.7ドル分のBTC、あるいは0.0001のどちらか大きい方という意味です。
例えばビットコインが5,000ドル場合0.7ドル分のBTCは0.00007BTCに、最低取引単位の0.0001BTC下回ってしまいます。
よってその場合は0.0001BTCをオーダーするという設定です。

0.7/index_price("BTC-PERP")
この場合0.0001BTCを下回った時には注文自体をしない設定になります。
アクションを追加、ルールの停止
Quant Zoneは15秒に1回トリガーを実行するので1分間に4回トリガーが発動します。
このままですと1分間に4回BTCを買ってしまうので、実行後はこのルールを停止していきます。
以下の「Add Action」をクリック。
追加したアクションを以下のように設定します。
- Type:Pase Rule
- Rule:Current Rule
- Minutes:5 Minutes(任意)
これで設定完了です。
設定画面の全体画像はこちらで確認できます。
ルールの保存・実行
設定が完了したらルールを実行します。「Save And Run」ですぐに15秒に1度のトリガーが実行されます。

ルールが正しく実行されればトレード履歴に毎時間BTC買ってる履歴が出くるはずです。
ちなみにトレード履歴はCSVファイルで日付、単価、BTC価格の出力ができるので購入単価の計算も簡単です。
稼働してるルール、ログの確認
Quant Zoneで稼働しているルールは「Enabled」と表示されています。ルールを停止したい場合は「Diable Rule」からできます。
ルール画面の下部ではルールの実行ログが記録されています。正しく稼働しているかのチェックに使えます。
標準で用意された機能を使おう
また自分で自動売買ルールを作りたいときには、FTXが用意したFunction(機能)を確認しながら作成していきましょう。
例を挙げると以下のような機能が用意されています。
index_price("BTC-PERP") //BTC無期限契約のインデックス価格を返す
premium("BTC-PERP") //BTC無期限契約のプレミアム価格を返す
balance(“BTC”) //ユーザーウォレットのBTC数量を返す
色々組み合わせて自動売買ルールを作っていくのもいいですね。
機能はこちらから一覧を確認できます。

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コンバート機能について
FTXで扱う法定通貨はUSドルです。この記事で紹介した積立はUSD→BTCなのでUSドルを用意する必要があります。
そこでFTXのコンバート機能が便利なので紹介していきます。
ドル型ステーブルコインの種類
- USDT(Tether社発行)
- USD(USDC、BUSD、HUSD、TUSD、PAX)
USDTはTether社が発行するステーブルコインで仮想通貨業界のトップシェアです。そのほかの5種類のドルステーブルコインがありますが、FTXでは全てUSDにまとめて表示されます。

BTCや仮想通貨をUSドルにコンバートする
ドルステーブルコインを持っていなくても仮想通貨をコンバートすることが可能です。もちろん板取引で手に入れてもいいのですがサクッとできるコンバート機能は非常に便利です。
以下のように仮想通貨(画像はBTC)の横に「Convert」があるのでクリックします。
するとコンバート画面(左)が出るので数量を指定して、レートをチェックしましょう。

あとはConvertをクリックすれば完了です。ウォレットにUSD残高が増えてることが確認できます。
以上、FTXでBTC積立を設定する方法でした。FTXのアカウントを作成してぜひチャレンジしてみてくださいね。
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FTXの始め方や特徴、他社との手数料比較についてはガイド記事をどうぞ!