BitMEX(ビットメックス)でいざ勝負!使い方の完全ガイドはこちら

DEG
話題のBitMEXを使ってみよう!

「ビットコインFXにはBitMEX(ビットメックス)がいいらしい」

「でも海外取引所を使ったことがない・・・」

あるいは日本取引所のレバレッジ規制が厳しくなる中、BitMEXを使おうかと考えている人も多いでしょう。

そんな方や海外取引所のトレードに慣れてない人に向けてBitMEXのスタートガイドを作成しました。(トレード手法など随時更新中)

アカウント開設から、トレード、用語解説まで徹底的にガイドしています。

BitMEXが人気の理由

  1. 世界最大規模のレバレッジ100倍(変更可能)の取引所
  2. 日本取引所にはない清算システム(ゼロカット)で借金リスクがゼロ
  3. トレーダーに便利な機能が充実した画面、機能、注文方法
  4. マイナス手数料などの低コストでトレードができる仕組み

BitMEXは手数料をもらえる仕組みや、トレードに使える情報が満載!BitMEXを使いこなせるようになりましょう。

DEG
BitMEXを3年以上使っているぼくが徹底解説していきます!

かなりボリュームのあるガイド記事なので、以下の目次から読みたい項目をどうぞ!

BitMEXをはじめる前にビットコインを用意してアカウント作成

BitMEXは海外取引所のため日本円の入金はできません。日本取引所でビットコインを購入してBitMEXに入金する必要があります。

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オススメの日本取引所はこちらです

ビットコイン購入のおすすめ取引所

とにかく簡単にビットコインを買うなら

ビットコインを購入すればBitMEXアカウントを作成→入金するだけでトレードが開始できます。

すでに持っている人はさっそくBitMEXのアカウントを作成していきましょう。

BitMEXのアカウントを作成

こちらからBitMEXへアクセスしてください。(手数料10%オフのサービスリンクです)

フォームに従って、メールアドレス、パスワード、氏名を入力します。入力を終えたら「登録」で進みましょう。

本人確認はありませんので、名前は英語などで入力しても問題ありません。

登録ボタンをクリックするとメールドレスにBitMEXからのメールが届きます。

本文中の「メールを検証」をクリックします。

メールアドレスの確認が終わればBitMEXのアカウント作成は完了です。

アカウント作成の作業はこれだけです。

ビットメックスのトップページ画面

セキュリティの設定をする

BitMEXは世界最大のビットコイン先物取引所であることからハッカーからも狙われています。

これまでハッキングの被害はありませんが、あなたのアカウントセキュリティを強化しておくに越したことはありません。

セキュリティには二段階認証という設定ができるようになっています。

セキュリテイは面倒なので利便性を優先したい・・・」という方もいらっしゃると思います。BitMEXに入金する資金額にもよりますが、設定しないのも1つの手です。

ただし、せめてパスワードは強固にしましょう。

これだけはNG
ツイッターなどの他のWebサービスと同じメールアドレス&パスワードはもっともセキュリティが弱いです。できればBitMEX専用のメールアドレス使い回しではない複雑なパスワードを使用しましょう。

二段階認証の設定はGoogleのアプリをダウンロードして設定します。日本取引所でビットコインを持っている人はすでにアプリを使った経験もあると思います。

アカウントページからQRコードを表示し、アプリに読み込ませましょう。

二段階認証の設定について画像付きの詳しい画像つきの解説はこちらの記事に用意してあります。

以上でアカウントの作成、セキュリティ設定が完了です。

すぐにトレードしたい」「じっくりルールや雰囲気を確認してから」など、要望に合う項目を以下の目次から読み進めてください。

BitMEXのビットコイン入金・出金

日本取引所で購入したビットコインをBitMEXに入金する手順と、出金する手順を紹介していきます。

重要なポイント

  • BitMEXへの入金は日本取引所の処理によって時間が異なる
  • BitMEXからの出金は1日1回のみ(日本時間22時に一斉処理)
  • 日本取引所、BitMEXがビットコインの送金をしてからビットコインネットワークの処理時間が必要(〜30分ほど)

BitMEXへビットコインを入金する手順

BitMEXのアカウントページから入金をしていきましょう。(アカウントページはこちら

①入金をクリックすると②ビットコインアドレスが表示されます。

ここにビットコインを入金していきます。

日本の取引所や自分のウォレットからビットコインを送金しましょう。

bitFlyerのビットコイン送金画面

 

もし日本の取引所からBitMEXへの入金を画像付きで確認したい方はこちらの記事で詳しく書いているのでチェックしてください。

ビットコインの入金を確認

ビットコインを取引所から送金したあとは「残高」から着金を確認できます。

入金の確認画面

もしステータスが「Pending」になっていても大丈夫です。

ビットコインのネットワークが反映されるまで少し(10~20分)待てばCompletedとなり入金が完了します。

要チェック

BitMEXではビットコインの「BTC」を「XBT」と表記します。
XBTはビットコインFX(デリバティブ)の取引所でよく使われる表記です。もちろん「BTC=XBT」なので特に気にせず使うことができます。

BitMEXからビットコインを出金する手順

BitMEXからビットコインを出金していきます。あらかじBTCを受け取りたいアドレスを用意しておきます。(画像はbitFlyerのアドレス)

bitFlyerの入金アドレス画面

ビットコインの出金指示をする

BitMEXで①アカウント→②出金で出金画面を開きます。

  1. BTCアドレス(日本の取引所や自分のウォレットアドレス)
  2. 出金するBTCの量
  3. ネットワーク手数料(0.0002BTCへ変更をオススメします)
  4. 送信する

送信するをクリックするとBitMEXへの出金依頼をリクエストできます。

BitMEXからのメール認証をする

出金依頼を出すと認証用のメールが届きます。

「出金を指示」をクリックした先に送金内容が表示されます。

確認して「出金を確認」を選択すると出金指示が完了です。

これでBitMEXからの出金は完了、あとは処理を待つのみです。

出金処理は1日1回のみ

BitMEXの出金処理はセキュリティ上1日1回のみです。日本時間の22時に毎日処理され、その時間前であれば出金依頼のキャンセルが可能です。

繰り返し出金するBTCアドレスは自動入力

BitMEXでは出金をすると履歴にビットコインアドレスが記載されます。

アドレスをクリックすると、出金申請のフォームに自動入力されるので毎回コピペをする必要がなく便利です。使っていきましょう。

また、BitMEXにはアドレス帳機能もあります。

登録したアドレスにかぎり、承認メールのクリックを不要にするなど細かい設定が可能です。もし設定したい場合はこちらの記事のこの部分を参考にしてください。

BitMEXのトレード・操作方法の解説

BitMEXのトレード画面は本格的で最初は少し迷います。

①〜⑨の名称はをクリック
  • ①オーダーパネル
  • ②レバレッジ設定
  • ③契約詳細、ファンディングレート表示画面
  • ④トレードペアの選択
  • ⑤オーダーブック(板)
  • ⑥チャート(Trading View)
  • ⑦最近の取引履歴(歩み値)
  • ⑧デプスチャート
  • ⑨ポジションパネル

トレード画面をカスタマイズ

BitMEXはトレード画面をカスタマイズすることができます。
チャート画面を大きくしたり、デプスチャートなどを消したりして自分好みの環境を作りましょう。

bitmexのトレード画面をカスタマイズ

シミュレーション機能

またBitMEXのシミュレーション機能は(計算機マーク)ぜひ使っていきたい機能です。

例えばレバレッジ20倍でロングした場合、損切り(清算)される価格はいくらか?100ドル上がった時の利益は?などを計算できます。

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勝つトレーダーはポジションを持つ前から出口(利確/損切り)を決めているとも言います

 

トレード画面のカスタマイズや注文の方法を動画つきで解説してある記事もあります。じっくり確認したい方はぜひ読んでみてください。

レバレッジの設定の「クロス」と「分離マージン」を理解する

トレードに入る前にレバレッジを設定しましょう。

レバレッジで理解しておく必要があるのは「クロス」という言葉です。簡単にいうとBitMEX口座のビットコインを全て証拠金にしたモードです。

つまりビットコインをロング中に暴落して強制清算になった場合は口座にあるBTCが全て損失になります。(ロスカット)

証拠金に「クロス」と表記

 

レバレッジを設定した場合は「分離マージン」と呼ばれ各ポジションごとに証拠金が設定されます。その証拠金の範囲内でロスカットが行われます。

清算価格に達すると証拠金がロスカットされます

上記の画像にあるように「清算価格」「証拠金」が表示されます。

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BitMEXの初期設定は「クロス」です、最初のうちはなるべくレバレッジを設定してからトレードすることをお勧めします

ビットコインのトレードをする(注文)

実際にビットコインをトレードしていきます。左にあるオーダーパネルから注文をドルで入力。(BTC数量ではありません)

その下にビットコイン価格を入力して「買い(ロング)」「売り(ショート)」を選択して完了です。

ビットコイン価格を指定するのを指値注文と呼び、即座に注文が成立するのを成行注文と言います。

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指値・成行注文はそれぞれ手数料が違います!基本的には指値注文がおトク、と覚えておきましょう

注文方法の動画解説はこの記事のこちらからどうぞ。

ポジションの決済をする

注文したあとはポジション(ロング/ショート)を持つことになります。このポジションを決済する方法を紹介していきます。

画面下部にあるポジション画面からも指値、成行注文をしていきます。

決済指値注文

成行をクリックすると即座にポジションが決済されます。

決済成行注文

 

決済方法の動画解説はこの記事のこちらからどうぞ。

ポジションの損切りを設定する

ビットコイン相場は値動きが激しい時期があります。自分の予想した金額より大きい損失を抱えないように、損切りを設定しましょう。

オーダーパネルでストップ成行を選択し、損切りするビットコイン価格を入力して注文します。

注文をするとチャート上に自分の注文が表示されます。この注文をチャート上でドラッグして価格の変更も簡単にできます。

ストップ成行を設定した画面

詳しい操作方法の動画解説はこの記事のこちらからどうぞ。
BitMEXの注文方法総まとめはこちらをどうぞ。

BitMEXの手数料について(メイカー・テイカー・ファンディング)

BitMEXの手数料は世界でもトップクラスの安さです。トレード方法によっては手数料をもらえるケースもあるので、うまく使えば収益をさらにあげることができます。

メイカー/テイカーについて理解する

BitMEXではメイカーとテイカーで手数料が異なります。まずはメイカーとテイカーの違いについて理解しておきましょう。

上記画像のようにメイカーテイカーは役割が違います。

  • メイカー:板に注文を並べること
  • テイカー:板に並んでる注文を取ること

BitMEXではメイカーがマイナス手数料です。つまり自分の並べた注文が成立したら手数料がもらえることになります。これは重要な違いです。

1万ドルの注文:メイカーの場合
10,000USD × -0.025% = -2.5USD
2.5ドルの手数料を受け取り。
1万ドル分の注文:テイカーの場合
10,000USD × 0.075% = 7.5USD
7.5ドルの手数料を支払い。

ファンディング(資金調達率)について理解する

BitMEXにはファンディングと呼ばれる8時間毎の手数料があります。これは無期限先物のにしかありません。

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これはBitMEXのビットコイン価格が現物のものと違いすぎないように調整される目的のものです

この手数料は支払うこともあれば、逆にもらうこともあります。ユーザー同士の受け渡しになっています。資金調達率はトレード画面の左下でいつでも確認ができます。

保有しているポジション × ファンディング」が8時間に1回手数料として発生。

自分はファンディングを払う?受け取る?

ファンディングを払うか受け取るかの判断について解説します。

  1. 自分のポジションはロング/ショートどちらか?
  2. ファンディングはプラスかマイナスか?

この1.2.の条件でファンディング条件が変わります。

1.ロングポジションの場合

  • 資金調達率が+の場合→手数料を支払う
  • 資金調達率が−の場合→手数料をもらう

2.ショートポジションの場合

  • 資金調達率が+の場合→手数料をもらう
  • 資金調達率が−の場合→手数料を支払う

このファンディングが1日3回行われます。価格が高騰したり、暴落したり値動きが激しい時は資金調達率が大きく動く場合があります。

資金調達は1日3回!
  • 5:00
  • 13:00
  • 21:00

※日本時間です

ファンディング率と残り時間は必ずチェックするようにしましょう。過去の資金調達率は以下のページから一覧で確認できます。
>過去の資金調達率

無期限契約先物の手数料

無期限契約の手数料は以下の通り。メイカーはマイナス手数料になっています。加えて上記で解説したファンディング(資金調達)と呼ばれる8時間に1度の手数料があるのが特徴です。

取引通貨レバレッジメイカーテイカー資金調達の頻度
ビットコイン (XBT)100x-0.0250%0.0750%8 時間ごと
イーサリアム (ETH)50x-0.0250%0.0750%8 時間ごと
リップル(XRP)50x-0.0250%0.0750%8 時間ごと

先物契約(ビットコイン先物)

先物契約の手数料は以下の通り。アルトコインは先物契約がメインです。
こちらも同じくメイカーがマイナス手数料です。

取引通貨レバレッジメイカーテイカー決済料金
ビットコイン (XBT)100x-0.025%0.075%0.0500%
イーサリアム (ETH)50x-0.050%0.250%-
ライトコイン (LTC)33x-0.050%0.250%-
Bitcoin Cash (BCH)20x-0.050%0.250%-
EOS トークン (EOS)20x-0.050%0.250%-
カルダノ (ADA)20x-0.050%0.250%-
トロン (TRX)20x-0.050%0.250%-
リップル (XRP)20x-0.050%0.250%-

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ビットコイン10,000ドル(100万円)の注文をした時の違いは

・メイカー:250円の手数料がもらえる
・テイカー:750円の手数料を払う

その差1,000円。かなり大きな差が出ます。

手数料を節約する方法や、これまで支払った手数料の確認はこちらの記事を参考にしてみてください。

BitMEXの仮想通貨は8種類、どれを選ぶ?

BitMEXでは以下の通貨がトレードできます。

通貨名最大レバレッジ
ビットコイン(BTC)100倍
イーサリアム(ETH)50倍
ライトコイン(LTC)33倍
ビットコインキャッシュ(BCH)20倍
カルダノ(ADA)20倍
リップル(XRP)20倍
トロン(TRX)20倍
イオス(EOS)20倍

赤線を引いたBTC、ETH、XRPの3つは先物に加えて「無期限契約」という種類のトレード商品があります。

そのほかの商品は「先物契約」のみです。

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BitMEXの「無期限契約」と「先物契約」の違いを知っておきましょう、みんながトレードしているのは無期限契約の方です。

無期限契約について

多くの人が無期限契約のBTCやETHをトレードしています。実際にトレードする前にルールを把握しておきましょう。

BTCの無期限契約の商品はUSD(ドル)単位でのトレードです。

1BTC、2BTCというような注文ではなくドルの数量を入力する形になってます。ビットコインが8000ドルの時に1BTC分の注文をしたい場合は「8000」と入力します。

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これは日本の取引所に慣れた人がよく勘違いします、、事前に注意しましょう!

ETH・XRPの無期限契約について

BTC無期限はUSD(ドル単位)の数量ですが、ETHとXRPの場合は「Count(契約)」を使います。

このCount(契約)は必ずしも「1 Count= 1 USD」とならずBTC価格によって変動します。詳細は以下のようにBitMEXの契約明細で確認することができます。

ETHUSD:契約明細 - BitMEX
理解が難しいですが・・・
契約の詳細を理解するのは難しいですが、大事なことは「極めて投機的な商品」ということです。BitMEXの証拠金はBTCです。
このBTC自体の変動率が高く、さらに変動率の高いアルトコインをトレードするということは、相応のリスクを伴います。

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アルトコイン先物に全力で張る・・・というのはとてもすすめられたモノではありません

また無期限契約にはファンディングと呼ばれる8時間に1回の手数料があるのも重要なポイントです。ファンディングの解説はこちら。

先物契約について

BitMEXのアルトコインは先物契約がメインです。単位はアルトコインの数量単位(画像はEOS)、価格はアルトコインのBTC価格でトレードします。

先物契約には無期限契約のような資金調達の仕組みはありません。

ただし、あらかじめ決められた清算日にポジションを決済する仕組みになっています。

先物の期日

 

上記の画像にあるように3月27日、6月26日の先物はそれぞれ当日に自動的に決済されます。

ポジションに利益が出ていても、損が出ていても強制的に決済されるので注意が必要です。

どの仮想通貨をトレードするか?

もっとも人気があるのは「ビットコインの無期限契約」です。
仮想通貨市場はビットコインの動きがアルトコイン(ETHなど)に強く影響するため、最初はビットコインをトレードするのがいいでしょう。
ビットコインより値動きがある商品をトレードする、と考えたときにイーサリアム(ETH)を選びましょう。

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ビットコインが凪相場の時はETHをトレード、という感じでもいいですね!

仮想通貨市場の大きな特徴として「ビットコインが全体の価格を主導する」というものがあります。

つまりビットコインが下落トレンドだとアルトコインも同様に下落せざるを得ないという法則が存在します。それを活かしたアルトコインのショート手法もあります。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

ロスカット、追証、ゼロカットについて理解する

ロスカットとは?

ロスカットは取引所による強制決済のことです。
保有しているロング/ショートポジションの損失が拡大し、一定のレベルに達すると自動的に決済される仕組みになっています。

BitMEXでは以下のように「清算価格」が表示されておりこの価格に達するとポジションがロスカットされます。

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レバレッジを設定した場合はそのポジションの証拠金が清算、
クロスを設定した場合は口座全体の証拠金が清算されます。

追証(おいしょう)について

追証という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

レバレッジ取引は証拠金を元に金額の大きい取引をします。これは取引所があなたにお金を貸して(信用して)る状態です。

仮にあなたの損失が大きくなった場合、お金を払ってもらえないリスクが出てきます。

なので取引所は追加の証拠金を入金することを求めてきます。

これを「追証」と言います。取引所によって追証を求める基準は違います。

BitMEXの追証は?

BitMEXでは取引所から追証の警告は出ずに清算価格に達したら証拠金が全て没収されます。

ただし以下の画像のようにポジションに証拠金を追加することで追証をすることも可能です。

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追証しても損失が止まるとは限りません。追証を繰り返して結局ロスカット(清算)というのが最悪のパターンです、これは避けましょう。

ちなみに強制清算をロスカットと呼び、自分で決めた価格でロスカットすることを「損切り」と呼ぶのが一般的です。

ゼロカットについて

「BitMEXはゼロカット!」という宣伝文句もあります。
上述の通りBitMEXはロスカット(清算)の際に証拠金を全て没収し、それ以上を求めません。

「最大リスクは口座の残高がゼロ=ゼロカット」

という意味です。

日本のビットコインのレバレッジ取引は違います。ロスカット後に口座の残高がゼロになっても証拠金が足りない場合は入金を求められるシステムです。

簡単にいうと借金になるということですね。しかもトレードの借金は基本的に自己破産で免責されません。

BitMEXは世界中のトレーダーが参加する取引所です。
1件1件の追証を請求していてはとてもコストに見合わないため、ゼロカットという方式を取っているわけです。

ちなみに日本では一部「BitMEXが顧客の損失を補填している」という考え方が広まっていますが、正しくは「BitMEXが顧客のポジションを引き受けている」です。

細かい違いですが、気になる人は上記のツイッターをチェックしてみることをおすすめします。

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ゼロカットの「BitMEX最高じゃん!」と思われがちですが彼らはロスカットの時にユーザーから高めの手数料を引いて処理しています

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ですので基本的に強制ロスカットされない(損切り)するトレードを心がけるべきです、ロスカットは通常より損する仕組みです

その上で「ビットコインが狂ったような動きをして借金になってしまった・・・」というリスクから逃れられる、これがゼロカットのメリットと考えておきましょう

BitMEXのスマホ版でトレードする

BitMEXをスマホで使うことも可能です。2020年2月時点公式のスマホアプリはリリースされていません。

ブラウザでアクセスして使う形になりますが、やはりPC版よりは使い勝手が落ちます。

以下の記事でスマホ版BitMEXの詳細な使い方を紹介しています。スマホで使う場合の注意点、オススメ設定などについて書いていますので、ぜひどうぞ。

BitMEXのトレードで勝つための基礎知識

BitMEXは世界最大の先物取引所だけあって多くの人が参加しており、値動きが激しい時もあります。
ただ適当にトレードしているだけでは値動きに翻弄されてしまいます。

「これをやれば必ず勝てる!」というものはありません。

しかし色々な指標を知っておくことで他のトレーダーより有利な立ち回りができるでしょう。

資金調達率でBitMEXユーザーの心理がわかる

資金調達率はファンディング手数料計算に使われるだけではなく「買われすぎ」「売られすぎ」などの判断にも使えます。

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「需給指標」と言われたりすることもあります

資金調達率が高騰しても買われるのはそれだけビットコインの買い需要が強いことにもなります。

買われすぎ=ショート」をしたくなる時もありますが、そんな時は資金調達率の推移をみてください。

その資金調達率の高騰がどれぐらい続いているかも大切なポイントです。

未決済建玉の量で相場の加熱度合いを探る

未決済建玉(Open Interest 略称:OI)という用語をご存知でしょうか。

BitMEXなどの先物は現物取引と違い、ポジションを保有すると必ず決済(反対売買)をしなければいけません。

一見あたり前のようなことですが、その反対売買がいつ起こるか?という観点は非常に重要です。

ビットコインが急上昇したとします。その上昇は「ショートのロスカット」「市場が強気でロングが増加」このどちらかを見極める知識を身につけると負けるトレードが格段に減ります。

DEG
自分がロングするといつも天井・・・なんて悩みがある人におすすめです

両建てで暴落から資産を守る

BitMEXはBTCのみが証拠金に対応しています。ということはトレードをしていない時も変動リスクを追います。

100万円でかったBTCをBitMEXに入金・・・そこからトレードしなかったとしても90万円に下落したら損失です。

そういった証拠金のBTCのリスクヘッジには両建てが有効です。両建てとは何か?について以下の記事で詳しく解説しています。

BitMEXのよくある質問

ここではBitMEXのよくある質問をまとめました。

BitMEXは安全?

BtMEXはこれまで一度もハッキングされていません。
また顧客資産をインターネットから切り離したコールドウォレットに保管しているため、非常にセキュリティが高いです。

BitMEXのわからない注文方法がある

BitMEXには豊富な注文方法があります。
日本の取引所にはないトレイリングストップなどもあり、使いこなせるとトレードの幅が広がります。

以下の注文方法ガイドでチェックしてみてください。

取引履歴が見たい

アカウントページからウォレット画面を開き右上の「CSV形式で保存」から履歴をダウンロードできます。

CSVファイルにある「RealisedPNL」が損益です、ソートしてデータを出すことができます。

スマホアプリはある?

2020年2月現在、スマホアプリはリリースされていません。
スマホからのアクセスは専用画面になりますが、使いやすさは洗練されていません。

基本的にトレードはPCから行って、スマホでは損益確認や注文変更に使うのがいいでしょう。

トレードの損益グラフが欲しい

このような損益グラフを自動で作成できるbotがあります。(筆者利用中)

少し知識が必要ですがGoogleアカウントがあれば完全に無料で作成できます。
無料でBitMEXの損益を自炊できる【BitMEX損益くん】|たんさん|note

注意
このbotにはAPIキーを利用します。参考記事をよく読んでいただき、自己責任の上でbotをご利用ください。

BitMEXからはやく出金したい

できません。BitMEXの出金処理は1日1回のみです。その理由はビットコインをオフラインの「コールドウォレット」に保管しているからです。

急いでいるときは日本時間の22時前に出金申請を済ませるようにしましょう。

BitMEXへの入金が反映されない

  1. 取引所の出金処理
  2. ビットコインネットワークの処理

どちらで時間がかかって入金が反映されていないかの切り分けが必要です。

詳しくはこちらの記事のこの部分をチェックしてください。

登録者は6ヶ月手数料10%オフ!

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BitMEXのここを解説して欲しい!という要望がありましたらコメント欄からお気軽にどうぞ⬇️

 

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