BaseFEXでATOMトークンのレバレッジ取引が開始しました。
現物取引しかなかったATOMにロング/ショートの両方でエントリーすることが可能になります。
baseFEXにATOMトレードが追加されたので、トークンのアンロック監視して活かせないか模索してみよう。大量アンロックで売られるかもだし。https://t.co/BQC9XSq5su pic.twitter.com/kRAlWnfK7G
— DEG(デグ) (@DEG_2020) May 7, 2019
この記事ではCosmosのATOMトークンの基本情報やトレードをするのに役立ちそうな指標を紹介していきます。
Cosmos(ATOM)の基本情報
Cosmosの基本情報を紹介していきますね。
ATOMというトークンがCosmosのネットワークを動かす通貨です。
そしてCosmosのネットワークを「バリデータ」と呼ばれる人たちがメンテナンスしています。
過去のデータから不正な送金などがないかチェックをしてネットワークを正常に活動させる役割を果たしています。
活動の報酬として手数料のATOMを受け取ります。
バリデータになるには多くのATOMをネットワークに預けたり、マシンを用意する必要があります。
ハードルが高く一般人は参加できませんが「デリゲート(預託)」という方法で貢献することが可能です。
バリデータへ自分のATOMをデリゲート(預託)することでネットワークへ報酬を受け取れるというわけですね。
ATOMのデリゲートで年間12%の報酬
自分の保有ATOMをデリゲートすることで受け取れる報酬は年間12%ほど(変動します)
もし将来的に高騰すると考えている人であればこの年利は魅力的です。
また、ATOM価格が高騰するとホルダーがデリゲートを考えるようになるため市場に出回るATOMの量が減っていく仕組みです。(必ずそうとは限りませんが)
ATOMの総供給の半分がロックされている
現在Cosmosに預けられているATOMの合計もすぐにわかるようになっています。
上記画像の「Bonded」の欄にあるように55.58%のATOMがバリデータ、デリゲートによって預けられています。
これらの預けられているATOMはロックされているため、売られることはありません。
つまり45%のATOMしか市場に出回っていないということです。
ATOMにはアンロック準備期間「Unbonding」がある
ATOMをデリゲートしている人はいつでも自由にロックを解除することができます。(アンロック)
しかしアンロックには21日間の準備期間が存在しており「ロック解除して即売る」ということはできないようになっています。
To protect against a validator attacking the network and then immediately withdrawing his stake, the Cosmos Hub is enforcing a 21-day unbonding period.
つまりATOMの価格が高騰→すぐ売る!というような行動が取りにくくなっています。
ATOMトレードに役立ちそうな情報
上記の情報を踏まえてATOMをトレードするのに役立ちそうな情報を紹介します。
ATOMのアンロック情報
上記で書いたようにATOMのロック解除には21日間の時間が必要です。
Cosmosでは解除待ちのトークン情報がわかるようになっており、上記のようなサイトにまとめられています。
上記サイトから直近の大きなATOMの引き出しは以下の通り。
公開されている情報から5/13と5/14で合計8.8億円相当のATOMがアンロックされることがわかりました。
アンロックされたものが全て売りに回るわけではないものの一定の売り圧力を感じさせる材料にはなるでしょう。
現物では下落に対応できませんがBaseFEXでショートが可能です。
大きなアンロックがあるときに両建てするなどリスクヘッジをすることも有効なトレードになりそうです。
参考元:B-Harvest
ATOMのロック情報
また現在どれぐらいのATOMがロックされているかは常に重要な指標になるでしょう。
ロックされるほど市場に出回るATOMが少なくなるわけですから、価格を押し上げる要因になります。
PoloniexのATOM金利
海外取引所のPoloniexではATOMの信用取引が用意されています。
ATOMをショートする場合には借りて行う必要があり、需要が高まるにつれて金利が高騰します。
過去にはATOMが年利36%ほどの水準にまで高騰しました。
全く供給が追いついてない模様。 pic.twitter.com/DsYd6jSUBR
— DEG(デグ) (@DEG_2020) May 2, 2019
ただまだまだPoloniexの取引がATOM価格へ与える影響は小さいため、参考程度です。
PoloniexはATOMの取り扱いに注力しているので今後取引量が増加した時には重要な指標になるかもしれません。
番外編:ビットコインの動向
Cosmos特有の指標に加えて仮想通貨全体の市況も大切です。
5/10現在ビットコインが強く上昇しており、アルトコインが全体的に下落しています。
これはアルトコインを売却し、ビットコインへ資金が集中する定期的に起こる事象です。
全体の時価総額からビットコインの占有率が上昇しているのが上記の図です。
こういったときATOM/BTCのペアは大きく下落することになります。
上記のATOMを見てわかるように、BTC建の方がかなり下落する形になりました。
こういったときはATOMをBTC建でショートするのが有効な方法になります。(わかっていても難しいですが)
以上、Cosmos(ATOM)のトレード情報です。
- CosmosのATOMをデリゲートすることで報酬がもらえる設計(年利12%ほど)
- 現在、過半数以上のATOMがロックされており市場には半分しか流通していない
- ATOMのロック解除には21日間が必要
- アンロックされるATOMがわかるようになっている
- ATOMの条件がよくてもビットコインの動向次第で下落することはある
そのほかにも過去記事をいくつか紹介します。
【アルトコインのショートが狙い目な訳】
【ATOMをショートできるBaseFEXについて】
【Cosmosについて】