Binance Futures(先物)の注文方法のまとめ

このページではBinace Futures(先物取引)の注文方法についてまとめたページです。

Binance Futuresの注文は仮想通貨単位

バイナンスの先物取引は仮想通貨単位で注文をします。
ビットコインなら1BTCのロング/ショート、イーサリアムなら1ETHのロング/ショートといった形式です。

※BitMEXの無期限先物はUSD単位です。

計算ツールを使ってリスクをチェック

ドル単位ではなく仮想通貨単位なので、アルトコインを取引するときはどれぐらいの金額を取引しているのか分からなくなりがちです。

DEG
例えば5BTCのロットでいつも立ち回ってる場合、イーサリアムのETHロットはどれぐらいが同額に相当するのか?という感じです。

そこでおすすめなのが事前に計算ツールを使ってトレード計画を立てておくことです。

計算ツールではレバレッジ、ロットの設定、値幅からの損益感覚などがわかります。
またレバレッジによってポジション量の上限制限があるのでそれもシミュレートできます。

Binance Futuresの注文方法まとめ

ここからはバイナンスの先物取引で使える注文方法をそれぞれ紹介していきます。

Limit(指値)

最も基本的な注文方法がLimit(指値)です。ロング/ショートする価格と数量を指定して注文します。

スライドバーを使えば「余力の50%のロット」というような使い方ができます。

 

またPost-Onlyにチェックをすることで「テイカーとしての約定」を防ぐことができます。

メイカーとテイカーは手数料が違います。(テイカーの方が高い)

指値で現在価格ギリギリを注文すると、変動して板をテイクしてしまう・・・という事態を防げるのがPost-Onlyです。

メイカー/テイカーについて

DEG
Post-Onlyにすればメイカー手数料になる、と覚えておけばOKです

Market(成行)

Market(成行)は即座に注文が成立する方法です。数量を指定してロング/ショートをします。

即座に約定するので必然的にテイカー手数料が課されます。自分はアルトコインのニュースに合わせた飛び乗りトレードなどにはMarketで注文します。

Stop Market(逆指値)

Stopは逆指値として使います。この価格になったら(トリガー価格)この数量を注文する、という使い方をします。

保有しているポジションの損切りに使う場合はReduce-Onlyにチェックをして注文します。

具体的なシーン
  • この価格を下回ったら成行でロングを損切り
  • この持ち合いをブレイクしたら成行でロングする

Stop Limit

Stop Limitはトリガー価格になったら指値を出す注文です。通常の指値と違うのはトリガー価格になってから注文されること。

少しの違いですが、トレードスタイルによっては使う場合があります。

DEG
自分は最初からそこに指値を置くのでStop Limitは使わないです

Trailing Stop(トレイリングストップ)

Trailing Stop(トレイリングストップ)は通称TSと呼ばれる少し特殊な注文です。
トレイリング=追いかける」と理解するとわかりやすいです。

注文する時には、TSの値幅(Callback Rate)と発動価格、数量を入力します。

Trailing Stop(TS)の流れ
  1. 発動価格に到達する
  2. 発動価格×値幅%のストップが自動で設定される
  3. 以降は価格が高値、安値更新されるたびに価格×値幅%の位置にストップが移動する(追いかける)

実例

以下は実際にTSを使ったトレードの例です。(字が小さいので拡大して見てください)

実例の流れ
  1. 7,433ドルでロングして7,498ドルを発動価格にTSを注文、値幅は1%
  2. 7,498ドルに到達しTSが発動、値幅1%の7,423ドルにストップ設定
  3. その後,7522ドルへ高値更新、値幅1%の7,466ドルにストップが移動
  4. 7,471ドルまでの小幅下落、高値から1%未満の下落なので未決済
  5. 高値更新、7,546ドルで値幅1%の7,471ドルにストップが移動
  6. 高値から1%以上の下落、7,471ドルのストップ価格でロングの決済

    上記の例の場合、ストップが7,423→7,466→7,471ドルと移動しています。高値の更新に合わせてストップが切り上がるのがトレイリングです。(ショートの場合は反対です)

    Trailing Stop(TS)の使い所
    • 保有ポジションの利益を伸ばす
    • 価格を追いかけながら1 or 2%のストップを置きたいとき

    Trailing Stopの使い所

    この注文は利益を伸ばすのに使うのがメインです。

    例えばビットコインを9,000ドルからロングしており10,000ドルに到達したとします。(上昇トレンドの可能性が高い)

    利益確保のために10,000ドルに利確のストップを置いたとしましょう。

    その後もビットコイン価格は上昇し12,000ドルへ到達後に10,000ドルへ急落・・・。

    「10,800ドルとかもっと高いところで利確したかった・・・・」

    こんなシーンがTSの使い所です。

    DEG
    10,000ドルのストップ利確なら+1,000ドルの利益。
    TSを設定していた場合12,000ドルの上昇過程でストップが引き上げられ、より多い利益を確保できる可能性があります(1,000ドル+TSのストップ位置価格=利益)

    基本的にはトレンドが出ている時に使用します。

    Reduce-Only(減少設定)

    注文パネルで繰り返し出てくるReduce-Onlyですがこれは「ポジションを減らす」という意味です。

    例えば5BTCのロングポジションを保有している時に、決済注文のショートを桁を間違えて50BTCのショートを入力。
    結果45BTCのショートポジションを保有してしまった・・・ということを防ぐために使います。

    また擬似的なIF注文にも使えます。

    例えば
    • 10,000ドルにショート指値注文、9,500ドルにロングをストップで注文(Reduce-Only)
      →10,000ドルショート9,500ドル利確をイメージ
    • 10,000ドルに届かず9,900ドルで下落して9,4000ドルへ
    • 9,500ドルのストップのロングはReduce-Onlyにしてあるのでキャンセルされる
      →通常の注文なら9,400ドルのロングポジションを保有し含み損

      チャートはTrading Viewへ

      またバイナンスの先物取引はチャート画面をTradingVeiwに設定すると以下の画像のように自分の注文が表示されます。

      こちらの方が視覚的にも便利なのでおすすめです。

       

      以上がBinance Futuresの注文方法まとめでした。注文方法と合わせてメイカー、テイカー手数料をチェックしておきましょう!

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