ビットコイン価格が急変動したとき、各取引所のビットコイン価格に大きな差が発生します。
この差(利ざや)を狙って確実に利益を取る手法が「アービトラージ」です。
基礎知識はこちらの記事で解説しています。
取引所から資金を移動せずにアービトラージをする方法はこちらに書いてます。
アービトラージはパソコンからオーダーするのが通例です。
が、外出時もスマホでアービトラージをしてみようということで実践してみました。
スマホでアービトラージをするための準備
今回はスマホアプリの使いやすさに優れるLiquid(旧Quoinex)とbitbankの2社で実践してみました。
メモ
QUOINEX(コインエクスチェンジ)は2018年9月にLiquid(リキッド)にリブランドされました。
過去のアービトラージ傾向としてはLiquidはビットコインが安く、bitbankが高くなる傾向があります。
- Liquid:ビットコインを100万円で買う
- bitbank:ビットコインを102万円で売る
同時にやることで価格差(2万円)が利益になります。
それぞれの取引所のアカウントとスマホアプリの用意をします。
またビットコインの価格差を検知するツールも合わせて使いましょう。
bitbank(ビットバンク)のアカウント
上記に書いたようにbitbankはビットコインを売る取引所としてよく使います。
※BTC入金には30分ほどかかるので、余裕を持って入金しておきましょう。
口座開設はこちら→bitbank(ビットバンク)
bitbank ビットコイン&リップル ウォレット
bitbank,Inc無料posted withアプリーチ
Liquid(旧Quoinex)のアカウント
Liquidはビットコインを買う取引所として使います。
口座開設はこちら→Liquid(リキッド)
スマホアプリはこちらから。
Liquid by Quoineライト版
QUOINE Corporationposted withアプリーチ
Liquidへの日本円の入金はSBIネット銀行を使うと10分以下で終わります。
ビットコイン価格の監視ツール
あとはビットコインの価格差をチェックするツールを導入しておきます。(各取引所を見に行くのは面倒ですからね。)
現状、1番使い勝手の良いスマホアプリはこちらです。
ビットコイン アービトラージ アプリ
Makoto Nishimoto無料posted withアプリーチ
監視ツールを自作するのもアリです。
ぼくはこのようにLINEに価格差を通知するプログラムを可動させています。
ここまでの準備ができたら下準備は完了です。
スマホでビットコインアービトラージを実践
今回の実践では1BTC分のアービトラージを予定。
以下のように資金を用意しておきました。
- Liquidに日本円を入金(80万円)
- bitbankにBTCを入金(1BTC)
ビットコインの価格差が発生する
現在、ビットコインに2,795円の価格差があります。
Liquidで安く、bitbankで高くなっている状態です。
この価格差すべてを取れることはありません。
今回は「1500円以上の価格差を取る」と計画していきましょう。
Liquidで買い注文
Liquidで買い注文を出します。
表示されている価格より高めに買うことですぐに注文が約定します。
670,000円で1BTC分の買い注文を出し、成立しました。
bitbank(ビットバンク)で売り注文
価格差があるうちにbitbankで売り注文を出します。
bitbankは板が薄いことが多いです、成行注文を使わず指値でオーダーしましょう。
671,800円で1BTC売却のオーダーを出しました。
平均672,200円ほどで売却ができました。
アービトラージの結果
今回のスマホアービトラージの結果は以下の通り。
- Liquidで670,000円で1BTCを買った
- bitbankで672,200円で1BTCを売った
→利益:2,200円
アービトラージに使った時間はおおよそ5分でした。
収益性を上げるためには?
今回の収益は2,200円と物足りないモノでしたが、原資が多ければさらに利益はだせます。
またもっと大きな価格差の時を狙ってアービトラージするのもいいですね。
いまはビットコインの価格が動かず、稀になってしまいましたが2万円以上の価格差が発生するときもあります。
- 原資を多く用意する
- 大きな価格差(1万円以上)を狙う
以上、「スマホでビットコインアービトラージを実践してみた結果」でした。
ビットコインのアービトラージに必要なものまとめ
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